職員の声
INTERVIEW
私も助けてもらったから今度は私が周りを助けたい、
そんな気持ちで働いています
支援員 小野田 希和
2021年入職
資格:介護福祉士
勤務事業所:オアシス知立
- 障がい福祉の分野で働こうと思ったきっかけは?
- 以前読んだ「オランダへようこそ」という障がいを持つ子の親御さんに向けて書かれたエッセイがきっかけで障がい福祉に関心を持つようになりました。
- 就労センターを選んだきっかけは?
- 障がい福祉の分野は色々な資格が必要だと思っていたのですが、就労センターは特別な資格や経験がなくても応募できたのでチャンスだと思い応募しました。他社の求人にも応募していたのですが、面接や職場体験で本当に色々な話をしてくれ、安心感や好感を持てたので就労センターで働きたいと思いました。
- 現在の担当業務について教えてください
- 最近は施設外就労先(利用者さんと一緒に企業に出向き、企業内で作業)で支援をすることが多いです。企業担当者から聞いた作業指示を利用者さん毎に分かりやすく伝え、作業支援や成果物の品質チェックなどを行っています。
- お仕事で大変なことは?
- 日によって利用者さん一人ひとりの体調や様子も違うため、状態変化に気付き適切なサポートをするという点が難しいと感じています。例えば、いつも凄いスピードで作業して下さる利用者さんでも、体調や周りの変化によって、集中力がなくなって居眠りしてしまったり、歌を歌い始めてしまうこともあります。
そんな時に、本人だけではなく周りの方々に対するフォローにも気を付けています。また、天気によっては視野が狭くなったり片頭痛をおこす利用者さんもいるので、日頃からしっかりと特性を理解し、ちょっとした変化にも気付けるよう意識しています。
- 利用者さんと接するときに心掛けていることはありますか?
- 朝の挨拶時、いつもと様子が違ったり元気がなさそうな方には個別でのお声掛けをしています。その際、同じ目線の高さでの会話を意識し、寄り添いを心掛けています。
- 自分を成長させたと思う出来事は?
- 私自身、幼少時からせっかちな性格で、よく父から「走ってしか見えない景色もあるけど、歩いてしか見えない景色もあるよ」と言われていました。以前の私はその言葉がいまいちピンときていませんでしたが、就労センターに入社して、利用者さんと同じ目線、同じ気持ちになって物事を考えた時、この歳になってようやく父の言葉の意味がわかったような気がしました。そのことが私にとっては成長を実感した出来事でした。
- この仕事をしていてよかったと思えることは?
- 普段あまり喋らず感情を表に出さない利用者さんが、ある日突然「私この作業がしたいです。やってみていいですか」と話しかけてくれたことがありました。その時は本当にびっくりしましたが、日頃から利用者さんの好きな芸能人の話など興味を持ってくれそうな内容を話し掛け、少しずつ信頼関係を築きあげた成果が出たような気がして、とても嬉しかったです。
- 職場の雰囲気を教えてください
- 仲が良く楽しい職場ですが、自分が間違っている時には先輩職員が私と同じ目線でしっかりと誤りを指摘してくれるので大変勉強になります。私もこうなりたいと思う先輩方がたくさんいますし、本当に尊敬している人たちに囲まれています。
私も助けてもらったから今度は私が周りを助けたい、そんな温かい気持ちを持って職員それぞれが働いているような気がします。
- 今後の目標を教えてください
- これまで他の職種も経験してきましたが、私は今の仕事が一番好きです。大好きな障がい福祉の分野でこれまで以上にキャリアを積んでいくために、まずは、介護福祉士の受験を予定しています。
その後もサービス管理責任者や精神保健福祉士などの資格取得を目指したいと思っています。